粉砕と乾燥を同時に行う装置
当社は風力を利用した 粉砕機を開発し、これを活用した粉砕乾燥装置を新たに開発しました。
粉砕機において、原料が微粉化され、表面積を拡大、又大量の空気(高速気流)と接触することにより、きわめて乾燥に適した環境が作りだされます。
当装置は粉砕と乾燥を同時に行い、含水原料を真粒子サイズ以下の乾燥粉末に処理することが可能です。
粉砕乾燥装置の処理フロー
粉砕乾燥装置は、 粉砕機と乾燥機を(流動筒)を一体化させたものです。
粉砕機を起動させると、粉砕機は大量の空気を吸引し、これを排出します。
この送風機能を利用し、循環機とし作用させ、流動筒と粉砕機の間に循環気流ループを作るとともに流動筒内に旋回流を発生させます。
流動筒下部より、原料及び熱風(乾燥に必要な熱源)を投入すると、原料は、熱風とともに流動筒内を旋回上昇し、上記の循環気流に乗って、流動筒と粉砕機の間を循環します。
この循環工程において原料は、粉砕機によって循環・粉砕され、熱量を持った気流の中で短時間で乾燥されます。
流動筒内では、旋回上昇気流が発生しています。
十分に乾燥・粉砕されていない原料は、その質量が大きいことにより遠心力が働き流動筒内、外周部を旋回上昇します。
外周旋回流を粉砕機に吸引することにより、原料は粉砕機に吸引され、充分に粉砕・乾燥されるまで流動筒と粉砕機の間を循環します。
原料が充分に粉砕乾燥されると、その質量は微小化し遠心力が働き難くなり、旋回流の中心部を上昇します。
この中心部の気流を流動筒頂部より、サイクロンに導入することにより、製品となった乾燥粉末は自動的に回収されます。
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